ねこ

「小さいころは動物が怖くていつも親の後ろに隠れていた」

 

そう言うと私を知っている人は驚く

 

 

私は大学生のころ同級生と動物園巡りをしていた

カメラをもって(今はOLYMPUS E-M5 を使用しているがそのときはpenを使用していた)いろいろな動物を撮影したものだ

 

小学生のころ"きーくん"という2つ上の友達の家にいたラブラドールレトリーバーの"ダンク"がとにかく怖かった

 

とにかく吠える、私が近ずくと吠える、顔が見えると吠える、足音が聞こえると吠える

 

怖い

きーくんよりも大きなダンクに萎縮しきっていた

 

あるときダンクときーくんがボール遊びをしていた

私はすこし遠くからそれを眺めていた

きーくんがボールを投げた

 

リードを杭に結びつけていたのだがボールを追いかけるダンクの勢いの強さに杭が地面から抜けた

 

ボールは私の目の前に転がっていた

タンクが駆け寄ってくる

怖い、私は目を閉じた

 

次の瞬間ダンクはボールではなく私の腕に噛み付いた

 

 

 

うわ!!

 

 

 

 

 

あれ?

 

 

 

痛くない?

 

 

 

噛まれているはずだが全然痛くなかった

ダンクはじゃれたかっただけのようだ

 

 

ダンクへの恐怖はなくなった

なんなら可愛かった

 

 

それ以来動物にひっかかれようが噛まれようが怖くない

みんな可愛い

 

 

 

、、、ねこと暮らしたい